先輩に振られた話です

高校に入って出会った先輩に振られました、

佐藤たすです

水先輩との出会いはInstagramでした
部活の先輩の彼女の友達ということで
フォローをし、フォローが返ってきました、
ちょうど秋頃でした
        初DM
        「電気分解していいですか」
「やめてください、体が2:1に
 分裂されてしまいます」
             「お願いします、
            やらせてください」
「いやです」
             「お願いします、
           酸素が欲しいんです」
「分かりました」


        2週間後

          「テストお疲れ様です」
「そっちこそお疲れ〜」
           「テストどうでした」
「ま、そこそこやった」
          ・
          ・
          ・
                              「先輩の趣味なんですか」
「漫画とかアニメ好き、あと音楽も」
        「好きなアニメなんですか」
「最近やったら鬼滅かな〜」
           「鬼滅いいですよね、
           映画もう見ましたか」
「まだ見てない」
            「そうなんですね、
         誰かと見に行くんですか」
「親と見に行こうと思ってる」
           「よかったら、一緒に
            見に行きませんか」
「いいよ」

        映画当日
チケットの予約をしていませんでした
案の定映画を見ることはできず、その日は
フードコートで話すことになりました。
話の内容は、自己紹介や家族のこと、漫画・アニメ、出会いのきっかけである先輩カップルについてなど、様々なことを話しました
気づけば4時間近く経っていました
その日はそのまま解散し、DMで
           「今日はありがとう、
          めっっちゃ楽しかった」
「こっちこそありがとう、
 久しぶりにめっちゃ話したわ」
         「めっちゃ忘れてたけど、
              映画どうする」
「どうしようか」
              「よかったら、
            また行きませんか」
「いいよ」
「チケットどうする、
 親が取っとくって言ってる」
              「まじですか、
          お願いしていいですか」
「全然いいよ」
                              「じゃあ、お願いします」
         ・
         ・
         ・

     2回目の映画当日
 映画中、横の席で先輩が泣いていて自分は笑っていました、どうにか笑っているのをバレ ないように必死でした
 映画後、色々歩きながら話しました、話の内容は映画のことはほとんど話さず、前回の続きのような話をしました
 また、人生初のスタバとやらにも行きました、美味しかったです
 映画後ずっと歩きながら話していました、気づけばもう3時間ほど経っていました、もう帰る時間になり、先輩が乗るバス停まで行きました
 バスを待っている間も話し続け、何本かバスを見送りました
 私はそこで、出会って2回目で、
先輩のことが好きかもしれないと、
告白のようなものをしました、
先輩は少し照れ臭そうにして
「その思いに確信が持てたらまた言って」
と言いました
 その後は、先輩の恋愛の価値観について話してくれました
      解散後DMにて
                                「今日はありがとう、
               楽しかった」
「こっちこそありがとう、
 楽しかったわ」
       「またどこかで行きましょう」
「いいよ、また誘って」

       その週数間後
                          「テストお疲れ、今度初詣行こ」
「いいよ」
          ・
          ・
          ・

        初詣当日
 待ち合わせ時間に遅れてしまいましたが特に気にする様子もありませんでした
 初詣に行き、その後は周辺を散歩していました、色々な話をしました
 その後は特に何もなく解散しました

       その3週間後
                            「また、どこか行きませんか」
「いいよ、前と同じとこら辺でいい」
              「全然いいよ」
          ・
          ・
          ・
         当日
 その日は告白をしようと意気込んで、待ち合わせ場所に向かい待っていました

 別れ際になって私は告白をしようと思いました、私は告白をすることに対してあまり緊張感がなく、さっらといえると思っていました、
 しかし、いざ相手に向かって言うとなると
どこからともなく緊張がやってき、足がすくみました、やっとの思いで口を開き、
 「先輩に、伝えることがあります」
「ん、何」
 「…」
「ん、どうしたん」
 「なんか緊張してきた」
「ん、なんで、全くわからんねんけど」
 「えーと、先輩のことが好きです、
  私と過酸化水素になってください」
「えーと、過酸化水素
 あー付き合ってことか」
 「はい、よかったー、伝わって」
「あはは、返事はいつがいい」
 「いつでもいいですよ」
「分かった、いやー面と向かって言われると照れるな」

 その日は解散の後DMは送りませんでした、向こうからも送られてきませんでした

       3日後DMにて
「この前は告白ありがとう」
「色々考えてみたけど、
 ごめん過酸化水素にはなれへんわ
 やっぱり後輩は後輩でしかなかった、
 面白くて変な後輩でしかなかった」
       「返事ありがとうございます、
      過酸化水素持ってたら劇物取締法
       で捕まっていしまいますしね」

(その後私はInstagramからアカウントを消しました)



それから1週間後、学校の図書館で先輩に遭遇しました、特に話すこともなく目が少しあっただけでした、気まずいですね



振られて感じたこと
私は本当に先輩のことが好きだったのだろうか、振られてよかったと思っている自分が居て、でも振られて悲しかったと思う自分も居て、どっちが本心でどっちが嘘なのか分かりません


先輩には沢山のことを教えてもらいました、今回の経験を活かして次頑張ろうと思います、次があればですが、

最後に
失恋、乙です私
頑張れ私


そして
先輩、ありがとう

自己紹介です

こんばんは、冴えない男子高校生の佐藤たすです

とても変人です とても無能です とても隠キャです

読書家です 運動部です 田舎民です

そんな私の日々の生活で思ったこと、考えたことや感じたこと、

自分の書いた小説・イラストを発散していきます